自宅の光回線が遅くて、スピードテストを自動実行するスクリプトで現状把握してみるといった内容の記事を書いた。 その後の話。

光回線についての調査

マンション付属の光回線で、壁についているLANポートに繋ぐと何の手続きもせずに接続できるタイプのもの。 当時の資料には書いてあったかもしれないが、この時点ではどんな会社の回線なのか不明だった。

マンションの管理会社に電話すれば一発だが、平日昼間に電話するのが難しいので、ひとまず調べられる範囲で調べてみた。 まずはとりあえずtracerouteしてみた。 するといくつかローカルっぽいIPアドレスを経て（恐らくマンションのルーター）、ap.yournet.ne.jpなんちゃらみたいな所につながっていた。 このアドレスで検索してみると、どうやらfreebit系と呼ばれる悪名高いバックボーンであることがわかった。

ざっと調べたところ、freebit系プロバイダというのは、フリービット株式会社のYourNet ISP Networkサービスというものを利用しているISPのことを言うらしい。 プロバイダ機能を自前で持たないISPに対してその機能を提供するというサービスのようだ。

このあたりを調べている時に知ったのだが、 確認くん+というウェブサイトにアクセスすると、tracerouteなどしなくても簡単にわかる。 ここにアクセスして、お使いのプロバイダーがap.yournet.ne.jpならばfreebit系。

プロバイダに確認

マンションの管理会社に聞くと、イーブロードというプロバイダが管理しているとのことだったので、 電話して状況を確認してみることにした。

週末に電話すると、サポートにはつながるけど、少し専門的な話になると対応できないようで、 平日に専門部署から折り返すとの返事。 平日の昼間は電話に出れない可能性が高いので、バックボーンをfreebitから変更することはできないか知りたいので結果を留守電に入れて欲しいと伝えた。

あっけない結末

その後、すぐに留守電が入ったが、折り返し電話して欲しいという内容だけだった。 留守電に内容を入れてくれよと脱力して、しばらく放置していると、いつの間にか回線速度が速くなった。

確認くん+で見てみると、プロバイダがOCNになっていた。どうやらバックボーンを変えたらしい。 数年前も同じくらいの速度が出ていたので、理由は不明だが、ときどきバックボーンが変わるのだと思う。 電話が効いたのかどうか知らないが、速くなったのでこれ以上の追求はやめた。