HandBrakeCLIによるDVDリッピング 3
前回からの続き。 これまではisoファイルからリッピングする形だったが、DVDドライブから直接リッピングする。
DVDドライブのパスを取得
diskutil
コマンドを使う(たぶんmacOSでしか使えない)。
DVDをドライブに入れた状態で、
diskutil list
すると、HDD含め、OSが認識しているディスクのパーティション一覧が出てくる。 NAMEの部分に入れたDVDの名前が表示されているのがあるはず。 例えば以下のような感じ。
/dev/disk2 (external, physical):
#: TYPE NAME SIZE IDENTIFIER
0: VIBY_521 *2.0 GB disk2
この場合、/dev/disk2
を入力として指定することでDVDから直接リッピングが可能になる。
HandBrakeCLI -Z 'H.265 MKV 1080p30' --all-audio -s '1,2,3,4,5,6' -c 1 -i /dev/disk2 -o hoge_1.mkv
前回の最後のスクリプトと組み合わせて、
chapter_num=`lsdvd /dev/disk2 | grep Chapters | awk '{gsub(/,/,""); print $6}'`
for ((i = 1; i <= $chapter_num; i++)); do
HandBrakeCLI -Z 'H.265 MKV 1080p30' --all-audio -s '1,2,3,4,5,6' -c $i -i /dev/disk2 -o hoge_$(printf %02d $i).mkv
done
ここまでで、かなり形になったので今回でラストとする。 ただ、実はこれだけだと使えないタイプのDVDがある。 そのあたりは、そのうち載せようと思う。スクリプトを少し整理してGitHubで公開する予定。
Blu-rayからのリッピングについてはこちら
お約束
違法なリッピングを推奨しているわけではないので注意。 コピーガードされたDVDをリッピングするのはダメ。ぜったい。